お偉いさんが言う、「調子はどうだね?」の意味
新入社員の頃、せかせかと働いてると、ふらふらとお偉いさんが来て、言う。
「どうだね調子は?」
この行動には深い意味など無く、気まぐれなお偉いさんの暇つぶしだと思っていた。
でも最近、意味があってやっている可能性が高い気がしてきた。
部下のモチベーション管理
部下を持つ人間にとって、モチベーション管理は必須だ。社員ひとりひとりの顔を見て、声を聞いて、状態を察知できる。
調子が良いのか悪いのか、管理職へのフィードバックを得ることができる。
また、お偉いさんが一言言うだけで社員のモチベーションは上がる。
具体的な仕事の話はしてはいけない
「では具体的な仕事の報告を受けたり、アドバイスすればいいのでは?」と思っていたが、それも違うように感じた。お偉いさんは、具体的な報告を受けては”いけない”んじゃないか。
中間管理職をとばして報告を受ける、指示をする事は、組織としての役割を混乱させるだけである。
「今日は学校で何があったの?」という感覚
これもあるんじゃないかと思ってる。自分の部下をかわいく思う人であれば、自分はお父さんのような存在になる。
子供が何をしているのか、どんなことを考えているのか、気になるのではないか。
よって…
「どうだね調子は?」これは最適解なんじゃないかと思い始めた。